ランチェスター戦略をモノポリーに応用してみる

モノポリーはボードゲームですが、ビジネスに応用できる部分がとても多くあると思います。

逆に、ビジネスの考え方もモノポリーに応用できるはずです。


今回は、ランチェスター戦略をモノポリーに応用してみたいと思います。

ランチェスター戦略とは

まず、簡単にランチェスター戦略の説明です。


ランチェスター戦略は、戦闘機の兵力差や性能差が勝敗にどういう影響を与えるかを考えていたランチェスターさんが考え出した軍事法則がもとになっています。


法則は2つあります。

第一法則

戦闘力=兵数×武器効率

1対1を前提とする戦いで、兵力×武器効率が大きい方が勝つというものです。


例)

A:兵数5、武器効率1

B:兵数3、武器効率1


A=5×1=5

B=3×1=3


5-3=2

A軍が勝利して、2人残るという結果になります。

第二法則

第一法則を発展させたもので、複数対複数を想定しています。

戦闘力=兵数の2乗×武器効率


例)

A:兵数5、武器効率1

B:兵数3、武器効率1


A=5の2乗=25

B=3の2乗=9


25-9=16

16の平方根は4なので、

A軍が勝利して、4人残るという結果になります。

強者の戦略と弱者の戦略

ランチェスターの第一法則と第二法則の説明を簡単にしましたが、第一法則は弱者の戦略。

第二法則は強者の戦略と言われています。


第一法則ならば、戦う場所を限定することで、弱者も強者に立ち向かうことが可能だからです。


弱者は、なるだけ1対1で勝てるような局所を作り出す。

強者は、兵力差を武器に、広域戦をしかけるという具合です。

モノポリーで考えてみる

ゲーム開始直後、各プレイヤーは1500ドルずつ持っているので、サイコロ順以外は平等です。


ゲームが進むにつれて、権利書の所有数や、所得税の支払い、交渉結果などで、権利書や資金といった兵力に少しずつ差がでてきます。


強者(トップ)と弱者(その他)に明確に分かれる瞬間は、誰かが家に入ってしまい、高額のレンタル料を払うことになってしまった時が一番多いパターンだと思います。


ここで、強者側と弱者側、それぞれモノポリーでのプレイ方針をランチェスター戦略から考えてみます。

強者(トップ目)になったプレイヤー

強者になった場合は、広域戦をしかけるのがランチェスター戦略のセオリーです。

 

モノポリーにおける広域戦とは何かというと、収益期待値(他のプレイヤーがボードを一周する間に自分に支払うレンタル料)を上げるということだと考えます。

 

収益期待値の詳しい数字は、モノポリーがものすごく強くなる本の中に書いてあったはずです。(名古屋市の鶴舞図書館にも入っています。)


ただ、細かい数字を覚えなくても、オレンジ以降のカラーグループでは、だいたい9軒目を建てたら他の土地の経営に向かった方が、収益期待値を上げやすいということを覚えておけば十分です。


具体的には、レッドなどを9軒ほど建てた後、ホテルを目指すのではなく、違うカラーグループの追加経営を目指したり、鉄道を抑えるというようなことです。

弱者(トップを追いかける側)になったプレイヤー

弱者は第一法則に基づいた局地戦を目指すのがランチェスター戦略のセオリーです。


モノポリーでの局地戦は、とにかく強者の次の一投に対して支払いの可能性を用意することだと考えます。


例えば、トップ目の人がノースキャロライナ通りから振る際に、誰かがダークブルーの経営を出来るように協力するといったことです。

どんなにリードしていも、ボードウォークの3軒目1400ドルの支払いは、かなりの痛手になります。

2軒目の600ドルでもそれなりの成果を上げること出来ます。


トップをたたくことで、家を壊させて盤面を落ち着かせたり、抑えられている権利書を吐き出させたりする効果が期待できます。


また、弱者になった場合に、強者と同じように複数経営を目指すのは、得策とは言えません。

経営資源が分散して、何も形にならない可能性が高いからです。


まずは、1か所に集中して投資し、強者を目指しましょう。

まとめ

自分のポジション、つまり自分が強者なのか、弱者なのか、まだ横並びなのか。

そして誰がトップ目なのかを意識してプレーすると、よりモノポリーの面白さに深みが出てくると思います。

 

現状に照らし合わせて、プレーの方針がぶれないように気をつけましょう。